「自社に合うSNSはどれだろう?」
「そもそもSNSプラットフォームって何?」
このような疑問をお持ちではありませんか。
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を解説します。
- SNSプラットフォームの基本的な役割
- 主要なSNSの特徴と選び方
- 企業がSNSを選ぶ際のポイント
これらを順に説明します。
企業のSNS担当者の方に役立つ記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
SNSプラットフォームとは?

SNSマーケティングを始める前に、基本となる言葉の定義を整理します。
それぞれの役割や、企業が利用する上での注意点を解説します。
そもそもプラットフォームとSNSの違いは?
まず、「プラットフォーム」と「SNS」は異なる言葉です。
プラットフォームは、サービスや機能を提供するための「基盤」全般を指します。
ECサイト(Amazonなど)やOS(Windowsなど)もプラットフォームの一種です。
一方、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、その基盤の上で動きます。
「社会的繋がりを構築する」ことに特化したサービスを指します。
本記事では、このSNSという基盤を「SNSプラットフォーム」と呼びます。
マーケティングにおけるSNSプラットフォームの役割
企業がSNSプラットフォームを利用する理由は、多様な役割を期待できるためです。
例えば、新商品の情報を広く届ける「認知拡大」があります。
また、世界観を伝え、好きになってもらう「ブランディング」にも有効です。
さらに、見込み客の情報を得る「リード獲得」にも使えます。
顧客と直接交流し、ファンになってもらう「関係性構築」も重要な役割です。
企業が知っておくべき法規制やルールの動向
企業がSNSを利用する際は、法律やルールを守る必要があります。
特に注意すべきは「景品表示法」です。
これは、商品やサービスを実際以上に良く見せる行為を禁じる法律です。
2023年10月からは、ステルスマーケティング(ステマ)も規制対象となりました。
広告であることを隠して宣伝すると、法律違反になる可能性があります。
各SNSが定めるガイドラインと合わせ、必ず確認しましょう。
これらを守らないと、炎上のリスクや法的な罰則を受ける恐れがあります。
国内主要SNSの利用率とユーザー層
総務省の2023年度の調査によると、日本国内でのSNS利用率は、全体で80%を超えています。
年代別に見ると、10代から30代までは90%以上が利用しています。
40代から50代でも80%を超えており、広い世代に浸透しています。
最も利用率が高いのはLINEで90%以上です。
参考:総務省「令和5年 通信利用動向調査報告書 (世帯編)」
主要SNSプラットフォーム一覧と特徴

ここからは、企業マーケティングでよく使われるSNSを紹介します。
それぞれ異なる特徴を持つため、自社の目的に合わせて選びましょう。
【比較表】主要SNSプラットフォーム例7選
国内の主要なSNSを一覧表にまとめました。
| SNS名 | 国内MAU(月間利用者数) | 主要ユーザー層 | 得意な目的 |
|---|---|---|---|
| LINE | 約9,900万人以上 | 全世代(日本の人口の約8割) | 顧客サポート、リピーター施策(CRM) |
| YouTube | 約7,300万人以上 | 全世代 | ブランディング、認知拡大、ノウハウ提供 |
| X (旧Twitter) | 約6,800万人以上 | 10代〜30代 | リアルタイム情報の拡散、認知拡大 |
| 約6,600万人以上 | 10代〜30代(特に女性) | ブランディング、EC連携、認知拡大 | |
| 約2,600万人 | 30代〜50代(ビジネス層) | BtoB、リード獲得、ターゲティング広告 | |
| TikTok | 約2,700万人以上 | 10代〜20代 | 若年層への認知拡大、トレンド創出 |
| 約300万人以上 | 20代〜50代(ビジネス層) | BtoB、採用、ビジネスネットワーキング |
LINE
LINEは、日本の人口の大部分をカバーするプラットフォームです。
他のSNSと異なり、1対1のクローズドなやり取りを得意とします。
LINE公式アカウントを使い、顧客サポートやクーポン配信が可能です。
リピーター施策や、顧客との関係性を深めるCRM活動に最適です。
X(旧Twitter)
Xは、リアルタイムな情報発信と高い拡散力が最大の強みです。
「リポスト(旧リツイート)」機能により、情報が爆発的に広がる(バズ)可能性があります。
トレンドや「今」の話題と絡めた情報発信と相性が良いです。
新商品の発表や、リアルタイムでのキャンペーンに適しています。
Instagramは、写真やショート動画(リール)が中心のSNSです。
ビジュアル(見た目)でブランドの世界観を伝えることに優れています。
ECサイトと連携できる「ショッピング機能」も搭載されています。
アパレルやコスメ、食品など、見た目が重要な業界と相性が良いです。
「発見タブ」での露出や、ストーリーズ機能の活用がポイントとなります。
TikTok
TikTokは、独自のレコメンドアルゴリズムが特長です。
フォロワー数に関わらず、面白い動画は爆発的に再生される可能性があります。
10代から20代の若年層に、効率よく情報を届けたい場合に最適です。
ユーザー参加型の「ハッシュタグチャレンジ」など、企業タイアップも活発です。
Facebookは、他SNSに比べて利用者の年齢層が高めです。
30代から50代のビジネスパーソンが多く利用しています。実名登録が基本のため、情報の信頼性が高いとされています。
高精度なターゲティング広告が強みで、BtoBのリード獲得などに使われます。
LinkedInは、ビジネスに特化したSNSです。
個人の職務経歴やスキルを登録し、ビジネス上のつながりを構築します。
BtoBマーケティングや、専門職の採用活動(リクルーティング)に最適です。
海外では広く普及しており、グローバルな採用や取引にも活用されます。
企業にとって最適なSNSプラットフォームを選ぶポイント

数あるSNSの中から、自社に最適なものを選ぶにはどうすればよいでしょうか。
ここでは、企業がプラットフォームを選ぶ際の重要なポイントを解説します。
自社の「目的」と「ターゲット」を明確にする
SNS運用で最も多い失敗は、「なんとなく始めてしまう」ことです。
まずは、SNSを活用する目的を明確にしましょう。
「新商品の認知度を高めたい」「採用応募者を増やしたい」などです。
次に、その情報を「誰に届けたいか(ターゲット)」を具体的にします。
「20代の女性」なのか、「40代のBtoB企業の担当者」なのかで、選ぶべきSNSは変わります。
各プラットフォームの特性と自社のリソースを照合する
目的とターゲットが明確になったら、それに合うSNSを選びます。
たとえば「20代女性に認知を広げたい」なら、InstagramやTikTokが候補になります。
次に、自社で運用が可能かどうか、「リソース」を確認します。
「TikTok用の動画を、継続的に制作できるか?」「Xでのお客様からの質問に、素早く回答できるか?」など、社内の工数やスキルも考慮して、無理なく続けられるかを見極めましょう。
BtoCの認知拡大・ブランディングならビジュアル訴求を重視する
アパレル、コスメ、食品、旅行など、一般消費者向け(BtoC)の商材における認知拡大やブランディングでは、ビジュアルでの訴求がポイントとなります。
商品の魅力やブランドの世界観を、直感的に伝える必要があるからです。
そのため、写真や動画が中心のInstagramやTikTok、YouTubeが第一候補になるでしょう。
BtoBのリード獲得・採用なら信頼性や専門性を重視する
企業向け(BtoB)の商材や、採用活動が目的の場合は、信頼性や専門性が求められます。
ビジネス層が多いFacebookやLinkedInが有効です。専門家としてXで有益な情報を発信するのも良い方法です。
お役立ち資料の配布や、ウェビナーの告知などで活用されます。
地域密着型ビジネス(店舗集客)なら位置検索やクーポン配信を重視する
飲食店、美容室、整体院など、実店舗への集客が目的の場合は、地域のお客様に特化した機能が有効です。
LINE公式アカウントでのクーポン配信や、来店ポイントカードが役立ちます。
また、Instagramの「位置情報(マップ)検索」対策も重要です。
お店の場所を登録し、魅力的な写真を投稿することで、近隣のユーザーに見つけてもらえます。
SNSプラットフォームの将来を見極める
SNSの世界は、変化のスピードが非常に速いです。
現在の主要SNSだけでなく、新しいトレンドにも目を向けておく必要があります。
インスタに代わるSNSの台頭を見逃さない
近年、「インスタに代わるSNS」を探すユーザーの動きがあります。
加工された写真ではなく、よりリアルな日常を共有したいというニーズです。
その受け皿として、「BeReal(ビーリアル)」などが若年層で人気を集めました。
また、Xに対抗するテキストSNSとして「Threads(スレッズ)」も登場しました。
ゲームユーザーが集まる「Discord(ディスコード)」のような、特定の趣味で繋がるクローズドなコミュニティも活発です。
SNSプラットフォームの作り方は押さえなくても良い
「自社でSNSプラットフォームを作りたい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、これには技術的な開発コストや、大規模なインフラが必要です。
さらに、コミュニティの管理や、法規制への対応といった運営面の課題もあります。
多くの企業にとっては、ゼロから作ることは現実的ではありません。
既存の主要SNSを利用するか、「note」や「MOSH」のようなコミュニティ運営ツールを活用する方が、はるかに効率的でしょう。
まとめ
この記事では、SNSプラットフォームの基本から、各SNSの特徴、選び方までを解説しました。
重要なのは、自社の「目的」と「ターゲット」を明確にすることです。
その上で、各SNSの特性と自社のリソースを照らし合わせて、最適なものを選びましょう。
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